Museテクニック

定義マクロ・展開マクロ

定義マクロ
作成したマクロに名前をつけて保管 $name{内容}
展開マクロ
名前をつけた定義マクロ内容を再現演奏する ${name}

※ { } の後ろに数字を添えると回数繰り返す。 0 を添えると演奏しない。

通常のマクロの動き

展開マクロは「繰り返し回数のみ」の指定になる。

 $dms{d4m8s}0 ;定義マクロ
 
 ${dms}1 ${dms}2 ${dms}4 ;展開マクロ
macro_default.png

同じフレーズの繰り返しが多いドラムパターンなどに向いている。

音長に対応できるマクロを作る

通常であれば、展開マクロでできる指定は繰り返し回数のみ。
しかし、定義マクロ内容を ( ) 連符で囲うことによって、音長で自在に伸縮するマクロが作れる。

  1. 定義マクロの内容を 連符 ( ) で囲う
  2. 展開マクロを 和音 [ ] で囲う

展開マクロを [ ] 和音で囲うことにより、マクロに音長指定が出来るようになるだけでなく , 『再現表記』でのマクロ展開も可能になる。

 $dms{(d4m8s)}0 ;定義マクロの中身を ( ) 連符 で囲う
 
 [ ${dms} ]1 ,2, ,4,,, ;展開マクロを [ ] 和音 で囲う。再現表記で音長を指定できる。
macro_apply.png

音長対応マクロの応用

音長対応のマクロには、音量やピッチベンドなどよく使うコントロールのパターンを定義しておくと便利。
休符で定義すれば、音程・音長に依存せずどこの箇所でも使える。

※定義マクロの内容が休符のみであるため、フィンガーは「コントロール用」と「演奏用」との2つに分かれる。

 ;定義マクロ
 $V { ( @V127 _4 @V20:2 _2.) }0 ;音量
 
 %
 #A0 ;コントロール用フィンガー
 @P57 _1
  [ ${V} ]1  ,1  ,2,  ,4,,, 
 
 #A1 ;演奏用フィンガー
 _1
  d1  r  m  f 

また展開マクロは「和音」内に収められるので、複数のコントロール設定マクロをまとめることもできる。

 ;定義マクロ
 $V { ( @V127 _4 @V20:2 _2.) }0 ;音量
 $U { ( @U0 _4 @U-20:2 _2.) }0 ;ピッチベンド
 
 %
 #A0 ;コントロール用フィンガー
 @P57 _1
  [ ${V} ${U} ]1  ,1  ,2,  ,4,,, 
 
 #A1 ;演奏用フィンガー
 _1
  d1  r  m  f
macro_apply2.png
macro_apply3.png

添付ファイル: filemacro_apply3.png 1250件 [詳細] filemacro_apply2.png 1308件 [詳細] filemacro_apply.png 1274件 [詳細] filemacro_default.png 1291件 [詳細]

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Last-modified: 2020-12-02 (水) 16:55:41