MuseLoid /MuseLoidの歌手を自作する
ここのページにあるやり方は、用意するもの含めて一例です。
手順は他にもいろいろとありますが、ご参考までに。
用意するもの†
- マイク(固定できるスタンドがあるのが望ましいです)
おすすめはヘッドセット(マイクつきヘッドフォン)。伴奏を聴きながら声だけを録音できます。口とマイクとの距離も一定です。
- その他
- 喉を潤す飲み物(炭酸はオススメしません……)
- リップクリーム(唇が乾いていると「ぱかっ」( ' ◇ ' )と口を開ける音が混じってしまうので、あると良いです)
- 喉風邪をひいてない体
- 根性
声を録音する作業†
OREMO†
MuseLoidの歌手に歌わせるための声を録音します。
声音源を録音する定番ソフト『OREMO』を使用します。
「名前をつけて保存」の必要なく、「あ.wav」「い.wav」……のファイルが勝手に出来上がっていくので便利です。
声を録音する†
- OREMOを起動します。waveファイルを保存するフォルダを指定しておきます。
- 「R」キーを押してる間だけ録音されます。スペースキーで再生します。どんどん録音していきましょう。
録音した音はスペースキーで再生して確認できます。
録音が気に入らなければ何度でもやり直しが効きます。
録音の注意点†
- ここで一気に全部の声を録っちゃったほうがいいです。
途中までやってあとは明日と考えてると、翌日風邪をひいて声が出なくなっている可能性もあります。
- 「は行」「ぱ行」は、マイクへの息の吹きかけがノイズになりやすいです。息(鼻息含む)からマイクをガードする対策はしておきましょう。
ループの必要が無ければ完成†
録音した声をループ音源にする必要が無い方はここで終了です。
あとは、MuseLoid導入手順に従って設定を行なってください。
音源をループさせたい場合の作業†
ここでは、音色をループ音(キーを押してる間、音を持続)にしたい場合の元になる波形にするための編集をします。
キーを押してるあいだ鳴り続ける音源を作る†
説明おおざっぱですが、ひとつの波形をこんな感じに分けると思ってください。
- ピンクだんご……音の始まり。「子音」の部分。
- 白だんご……ループさせる「母音」の部分。
- 緑だんご……音の終わり。
今回の説明では、ピンクだんごと白だんご部分だけを作ります。
Wavosaur†
ここでは、wave音源にループ区間を「書き込む」作業になります。
『Wavosaur』を使用します。
下準備†
- うっかり失敗した時のために、wave音源はバックアップをとっておいてください。
- 波形の「前」に無音があったらなるべく先に取り除いておいてください。
波形の「後ろ」の無音はあとで捨てちゃう部分なので無視していいです。
- 録音した声の音量が足りない時は、ノーマライズなどで音量を上げておいてください。
「処理」→「正規化」→「0dB」
ループ位置を作成する†
- Wavosaurを起動し、さきほど録音した waveファイルを開きます。
- 適当に範囲を選んで、赤い L字アイコンのボタンを押してループ位置作成を始めます。
- 選択範囲スタート位置を、ドットがゼロクロス(真ん中の太めの線)にかかっているところに合わせます。
位置が決まったら L字ボタンを押します(確定する)
- 同じように、選択範囲エンドをゼロクロスにかかったドットへ合わせて Lボタンを押し、ループ範囲を確定します。
- 「クロスフェードボタン」を押します。
ループ範囲の波形が変わります
- ループエンドより「後ろ」をダブルクリックですべて選択します。
- 拡大して、選択範囲をドット1〜2コぶんほどちょっと右へ動かします。
- Deleteキーで、後ろの波形をばっさり切り落とします。
Wavosaur の作業を、最低68回繰り返します。
頑張りましょう!