文法リファレンス

■音色           P 1 2 │初期値 P1/0

    1)音色番号
      1 〜 128 の番号で音色を指定する。
      再度、本指定が行われるまで同一メンバー内でこの値が維持される。
      ドラムメンバーに対しては、ドラムセットの選択として機能する。

      〔参考〕上位機種におけるドラムセット*1

なお、リンク先はSC-8850におけるそれぞれのドラムセットの音色を録音したものです。


    2)バリエーション番号(省略可能)
      スラッシュに続く 0 〜 127 の番号でバリエーションを指定する。
      省略した場合は、標準の /0 が採用される。
      音源側で定義されていないバリエーション番号が指定された場合は、
      標準バリエーションが採用される。(音源によっては無音となる)
      バリエーションは各楽器毎に効果する番号が異なる。
      再度、本指定が行われるまで同一メンバー内でこの値が維持される。
      ドラムメンバーに対しては機能しない。

バリエーション番号に関する詳細

MIDIにおけるバリエーションはMSBとLSBの2つ定義されている。また、MIDIの世界ではバンクセレクトMSBおよびLSBという。

本機能でのバリエーションはMSBの方をさす。これは、GSモードにおいて音色の切り替えはバリエーション番号MSBで行うためである。

余談であるが、GSモードでのバリエーション番号LSBはGSハード音源においては過去のシリーズの音色の互換性をとるために用いられている。たとえば、SC-88ProにおいてSC-88の音を出すことが可能になっているのである。それぞれ、SC-55はLSB=1、SC-88はLSB=2、SC-88ProはLSB=3、SC-8850はLSB=4が割り当てられている。

Museにおいてバリエーション番号LSBはXを用いて指定することができる。


*1 リンク先はSC-8850による該当音色でのサンプル演奏です。

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Last-modified: 2011-03-10 (木) 13:35:12