Museの使い方/中級者以上向け


なぜ、VSTiを使うか?

VSTiはいわゆるプラグイン型のソフト音源です。技術的には、DLLの形で提供されています。

VSTiの特徴としてフリーの音源が数多く出回っていることがあげられます。それぞれはGMとかの規格に準拠していないいわゆる単機能の音源ですが、ピアノならピアノだけに限って言えばすばらしい表現力と音質を兼ね備えていることが少なくありません。
VSTiには無料でハード音源をもしのぐだけの環境を構築できる可能性を秘めています。
また、パッケージソフトとしても数多くのVSTiがリリースされています。比較的手に入りやすいものとしては、ローランドのHyper Canvasなどがあげられます。最初のVSTiとしてはHyper CanvasはGM2規格に準拠していることから使いやすいでしょう。
ちなみに、Hyper CanvasのエンジンはSONAR4以降に付属しているTTS-1と同一のエンジンを搭載しています。違いは見た目だけ。この音源のおもしろいところは、charactorつまみを回すと明るい音色から暗い音色まで同じ音色でありながら変幻自在に音を変えられるところです。通常のDTM音源にはないパラメータなので新鮮に感じます。


(注) V7.40より、Museから直接VSTiが駆動可能となり、以下の手順は不要となった。
しかしながら、複数のVSTiを同時に鳴らすなどの場合に、依然として下記方法は有益である。


VSTiの導入方法。

  • 普通にインストールします。インストールに成功するとMuseの音源のところが増えているはずです。

https://musewiki.dip.jp/pho/WS000089.JPG

  • VSTiに対応したシーケンサーなどを用意します。条件は、MIDI INを受け付けることのみです。ここでは、フリーソフトであるSynthEditを使って説明します。
  • とりあえず、最初にごちゃごちゃしているのが入っているので全部まっさらにします。

https://musewiki.dip.jp/pho/WS000090.JPG

  • MIDI Inを受け付けたいのでMIDI Inモジュールを追加します。

https://musewiki.dip.jp/pho/WS000091.JPG

  • 同様にVSTiを追加し線でつなげてあげます。ここでは、VSCを使いました。別にVSCではVSTiで使う意味はあんまりないですね。

https://musewiki.dip.jp/pho/WS000092.JPG

  • 音の出口である、Sound Outを追加します。

https://musewiki.dip.jp/pho/WS000093.JPG

  • 最終的にこんな感じなります。

https://musewiki.dip.jp/pho/WS000094.JPG

  • SynthEditの上部にある再生ボタンを押して、Muse側ではMIDIYoke1を選択して再生してあげると音が出ると思います。
  • 音が出ない場合、以下を確認してください。
  • Edit→Preferences

https://musewiki.dip.jp/pho/WS000095.JPG

  • MIDIINがMIDIYoke1になっているかどうか?

https://musewiki.dip.jp/pho/WS000096.JPG

  • VSTiが何もない場合、以下を確認してください。
    • VSTiの実体は拡張子DLLのファイルです。これを、どこか一カ所のフォルダに集め、下の画像にあるようにそのフォルダを設定しておきます。

https://musewiki.dip.jp/pho/WS000111.JPG


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Last-modified: 2018-01-10 (水) 00:06:12