Museの使い方/初心者向け / 文法リファレンス / コマンド記述
Muse文法の分類の一つ。
記述方式†
* (1) " (2) "†
- コマンド名
アスタリスク「*」と、大文字アルファベット4文字で構成される。
下記「コマンド」欄にある 14名称のいずれか1つで機能を指定する。
- パラメータ
各コマンドの機能を補完する。ダブルクォーテーション"で囲まれた部分が各パラメータとして有効になる。
HEAD・TEXTなど文字列を設定するコマンドの場合、スペース・全角文字・半角カタカナ・半角縦棒|・セミコロン;・感嘆符!もパラメータ文字列として解釈される。ただし改行とタブは無視される。
コマンド記述例†
*HEAD"かえるのうた"
*FING"?0 x1"
コマンド†
- HEAD
- 曲頭停止時のタイトル表示(1コマンドのみ有効)
曲頭において青色で表示
"曲タイトル"(文字列)で記述
- TEXT
- 文字列の表示/消去
茶色で表示 〔*TEXT""で消去指定 〕
"歌詞内容"(文字列)で記述
- STOP
- 一時停止と文字列の表示/完全停止
赤色で表示し一時停止 〔*STOP""で完全停止 〕
書式は TEXTと同一
- MARK
- 位置決め可能な文字列の表示
紺色で表示 〔*MARK""で消去指定 〕
書式は TEXTと同一
- FONT?
- 上記4コマンドの文字フォント指定
"フォント名,修飾"で指定 〔*FONT""で初期状態 〕
- WAVE?
- 音声ファイルの再生
"再生ファイルパス名"〔*WAVE""で強制停止 〕
音声系ファイルのパスは相対および絶対の指定が可能
- FING
- フィンガー属性の一括指定
フィンガー属性? x o v p qを任意に列挙指定
- DRUM
- ドラマー転向指定&ロール残響指定(1コマンドのみ有効)
A〜Zのメンバー記号でドラマー転向を指定
更に0〜2の数字を添えて、ロール残響度を指定
- ROOM
- 演奏会場の設定(1コマンドのみ有効)
"Rx(x,x,x,x,x,x) Qx(x,x,x,x,x,x,x)"の形式で指定
- COLR
- メンバー色のカスタマイズ(1コマンドのみ有効)
"ABC(rrggbb) DE(rrggbb) FH(rrggbb)……" の形式で指定
- DATA
- エクスクルーシブの出力
"xx,xx,……" の形式で指定 〔*DATA""で初期化無効 〕
- POOL
- エクスクルーシブ前半部の記憶
書式はDATAと同一 〔*POOL""で記憶クリア 〕
- LAME
- MP3エクスポートのオプション
" -V 2 --abr 192 " などのLAMEエンコードオプションを設定
- LILY?
- 楽譜出力の体裁記述
" "でスルー
"0 "で五線構成
"1 " 〜 "9 "でタイトルなど表示
以下のコマンドは、MIDIへのエクスポートでメタイベントが出力される。
これらMIDI出力コマンドのパラメータ長は、半角換算で最大127文字である。
- HEAD → Sequence/Track Name
- TEXT → Lyric
- STOP → Lyric
- MARK → Lyric
- FONT → Marker
- WAVE → Cue Point
- DATA → System Exclusive