一般にコンピュータ上では MIDI ファイルなどを鳴らすために必要なハード機器やソフトウェアのこと。
Roland 製の SC,SD シリーズや、YAMAHA 製の MU シリーズなどのハード音源から、Microsoft 製の GS 音源や YAMAHA 製の XG 音源などのソフト音源もある。
音源には主に4種類の規格があり、それぞれGS, GM, GM2, XGがある。これは、音源の制作会社によってそれぞれ異なる。
広く一般的には、GM規格にあうように公開されているものが多い。
(GM2・GS・XG は、GM の上位互換にあたる)
ただしどの音源も同じロゴであっても、全く同じ音が鳴るわけではない。
※特にGM,GM2はメーカーにより音のキャラクターが様々である。
ソフト音源†
YAMAHA S-YXG50 ・ Roland VSC サウンドフォントなど
- メリット
・インストールするだけなので、導入は比較的容易。
・ハード音源に比べて安価なものや、無料のものが多い。
・出力先がPC内であることが多く音声とあわせやすく、別途にスピーカが必須ではない。
・設置場所をとらない(別途電源など)
- デメリット
・インストールが必要なため、HDD にはそれなりの空き容量が必要。
・パソコンのスペックが低いと、発音に遅れが目立つ。(2拍〜1小節ほど)
・パソコンの OS バージョンによって使用できなくなる場合がある(S-YXG50 は Vista では動作しない)
・現在、マルチパート再生可能なソフト音源の製作はほとんどのメーカーで撤退気味のため入手困難となっている(入手できたとしても、上記のとおり新しい OS に対応できていない場合が多いため、実際使用できる期間は短いと言える)
ハード音源†
YAMAHA MU128 ・ Roland SC-88Pro など
- メリット
・音質が良い
・機種によっては音声信号も扱える
・OS やパソコン機種に左右されない安定した DTM 環境が整う。(10年経った今でも使用できる)
- デメリット
・ソフト音源に比べて高価(中古店・オークションなどで、お買い得価格で手に入ることも?)
・別途に接続にMIDIインターフェイス・MIDIケーブルなどが必要になってくる。
・出力先が外部音源からなので、音声とは後で合流させる必要がある。
・音源自体にはスピーカが無いのでイヤホンやスピーカなどが別途必要となる。
・複数接続が可能なので、名前に1,2〜が付いてデバイス名が変わる可能性がある。(この音源はこのUSBポートで2-aaaでも、他では4-bbbなど)
・場所を取る。(2,3段重ねとかも)
主な音源†
Microsoft†
Roland†
YAMAHA†
あざらし†
KORG†
クリプトン†
インターネット†
Creative†
その他†
SoundFont?、DLSファイルなどの音源データ
※いずれも、生産終了しているものが多い。