Release #174

Muse V6.50

Redmine Admin10年以上前に追加. 10年以上前に更新.

ステータス:終了開始日:2013/06/23
優先度:通常作業時間の記録:-
担当者:-
カテゴリ:-
対象バージョン:-

説明

遅延属性の発行タイミングを調整し、演奏の正確さを向上。

履歴

#1 Redmine Admin10年以上前に更新

;《Ver6.5 開発後記》2013.06.23
;
; ◆同じテーマで語り合い、その中で多くを学び、共感し、閃き、互いの課題を解決
;  していく。そんな同好会のようなコミュニティーが、Museというソフトを拠り所
;  にして出来上がってる事が何より嬉しいです。今回は、掲示板での楠本さんのつ
;  ぶやきに端を発し、Αφροδιτηさん、takaさん、浅川さん、るうさん、そ
;  してElekenさんによって話題が膨らみました。そして、様々な着眼点と煌くよう
;  な考察の果てに、遅延指定の出力タイミング仕様の改善手法に達しました。
; ◆従前のMuseは「終了値の反映が1ステップ届かない」という課題を抱えていたま
;  まになっていたのですが、この同好会の議論と検討によって、実にエレガントな
;  解決策を導く事ができたのです。階段状に出力しているその階段全体を半ステッ
;  プ曲頭側に移動するだけ。厳密に言うとこの対処で互換性が崩れますが、常人の
;  耳では聴き取れないと断言できる程、演奏への影響は皆無に等しいのでご安心下
;  さい。って、じゃあ何故やるんだ、という突っ込みは無しでお願します。(笑)
; ◆なお、今回は実装を見送りましたが、属性の連結や加算、遅延音長の省略やその
;  再現記法など、実に興味深い話題が目白押しでした。こういった有意義な思索を
;  共有できる友がいるという事は、なんと幸せなことでしょうか! 残課題を蓄積
;  記録している検討リストに、この成果をしっかりと書き留めておこうと思います。
; ◆さて今回、その検討リストに2年前に書いた課題を1つ解消しました。X指定の
;  遅延をサポートした頃、既存の指定(RやV)とX指定の関係について、PT2Kさん、
;  るうさん、MIZさん、浅川さん、ホドナールさん、諸熊さん、H.N.WPKIDSさん達
;  と議論したのです。その時は対応を保留しましたが、今回部分的ではあるものの
;  共有化を実現しました。既存の指定がX指定よりも器が小さい場合、X指定で与え
;  られた情報をフィンガー情報等で表現することが不可能となるため、設計は結構
;  大変でした。結果、今回はVRWQSの5指定のみを共有化させました。但しエイリア
;  ス方式ではないため、譜面モニター属性には表示されません(汗)。相対指定など
;  既存の記述の方が表現力が豊かな場合があり、単純にエイリアスできないんです。
; ◆その他にも2つの小さな機能追加をしました。一つ目は譜面モニタ属性表示のマ
;  ウスホイール対応です。音部領域の属性表示部分でホイールを回すとフィンガー
;  IDが切り替わります。ちょっとした機能ですがフィンガー情報ウィンドウとも
;  連携してますし、メンバー属性ならメンバー単位に切り替わるよう工夫しました。
; ◆二つ目は、メインウィンドウのタイトルにフォルダパスも表示するか否かの指定
;  に関する工夫です。従来は、初期化ファイル(muse.ini)で指定する仕様でした。
;  それをタイトルのダブルクリックで表示が切り替わるようにしました。これに伴
;  い初期化ファイル指定は撤廃しました。そもそも初期化ファイルがあまり好きで
;  無い私は、一つでも指定要素が減ることが嬉しいです。
; ◆今回の強化は機能としては以上ですが、ソースのあちこち手を入れて磨きを掛け
;  ました。メモリやリソース効率、そしてCPU負荷も一段と改善したはずです。
;  それが証拠に、以前のバージョンよりも実行モジュールが小さくなっています。
;  なんと、2ヶ月で8キロのダイエットに成功です。今後も『10年経っても、軽快
;  コンパクト!』を目指します。(ただし、Readme.txtと自分は除く)笑

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