リバーブとは音の残響を作るエフェクトである。
リバーブもディレイも空間系エフェクトだが、ディレイが山びこのような(音が繰り返される)残響効果であるのに対し、リバーブはトンネルやお風呂場のような残響効果になる。
Museでは「R」に続く数値でリバーブ量を調節する。
リバーブを大きな値に設定すると音が奥の方に引っ込む効果がある。
※ここでの解説はシミュレート上のものであって、物理的に正しいものではない(念の為…)
そもそも「狭い部屋」と「広いホール」とでなぜ部屋の大きさや響き方の違いを感じとることが出来るか…。(もちろん壁素材の差などもあるが置いておいて)
それは、発せられた音が自分の耳に届くまでの「時間」による。
つまり音源のリバーブエフェクトでは、”自分に直接ぶつかってくる音” と ”壁に当たって跳ね返ってから自分のもとに届く音” の「時間」と「時間差」を作って部屋の大きさをシミュレートしていると言える。
※繰り返し言うが物理的に正しいものではない…。あくまでシミュレート上の話。
また、同じ大きさの部屋であっても、音量によって音色の輪郭も変わってくる。
音を小さく&リバーブ量を多くするほど、音は遠くぼんやりと聴こえにくくなる。
逆に、音を大きく&リバーブ量を少なくするほど、音ははっきり聴こえるようになる。
これらの特性をうまく使えるようになれば、各楽器の鳴らし方に奥行きを出せるようになると思う。