SC-88Pro以降のサウンドキャンパスシリーズにおいてインサーションエフェクト(EFX)と呼ばれるエフェクトが使用可能になっている。
これにより、様々な効果を与えることが可能になっている。
エフェクトの種類の選び方は以下の通り
*DATA"41,10,42,12(40,03,00,MSB,LSB)
たとえば、Stereo-EQというエフェクトの場合MSBが01でLSBが00なので
*DATA"41,10,42,12(40,03,00,01,00)
となる。
次に、効果を与えるメンバーを指定します。
GSにおけるインサーションエフェクトは効果を与えるメンバーの数に制限はありません。
*DATA"41,10,42,12(40,4x,22,01)"
xの部分を変えることによって効果を与えるメンバーを指定します。メンバーと値の一覧は以下の通りです。
x | メンバー |
1 | A |
2 | B |
3 | C |
4 | D |
5 | E |
6 | F |
7 | G |
8 | H |
9 | I |
A | J |
B | K |
C | L |
D | M |
E | N |
F | O |
0 | Z |
すなわち、Dメンバーに効果を与えたいときは
*DATA"41,10,42,12(40,44,22,01)";D Member
のように記述します。
もし複数のメンバー。たとえばFGメンバーに効果を与えたいときは
*DATA"41,10,42,12(40,46,22,01)";F Member *DATA"41,10,42,12(40,47,22,01)";G Member
のように2個記述するとよいです。
すべてのインサーションエフェクトにおいて共通的なパラメータがあります。これをいかに記述します。
パラメータ | 設定値 | 値(H) | アドレス(H) |
Reverb | 0 - 127 | 00 - 7F | 40,03,17 |
Chorus | 0 - 127 | 00 - 7F | 40,03,18 |
Delay | 0 - 127 | 00 - 7F | 40,03,19 |
なお、システムエフェクトにおけるリバーブ、コーラス、ディレイについてはインサーションエフェクトを使用したメンバーにおいてはバイパスされてしまうので上記のパラメータにより設定する必要があります。