Museテクニック

GS以外でもUコマンドを活用する

 Museでは標準として、音源にGSリセットを送信している。しかし、*DATAコマンドを使う事により、GS以外の音源の機能を活用する事は可能である。

 しかし、その代償として、Museで標準的に備えられているいくつかの指定が無効になる。*ROOMコマンドや*DRUM、Uコマンドなどがある。

 中でも、Uコマンドへの影響は大きく、U+10としても半音音が上がらないなどの問題が起こる。また、GMシステムオンを受信すると、ほとんど効果がなくなる。

 しかし、以下の方法を用いると、U指定についてはこの問題を回避できる可能性がある。それは、MIDIで定義されているRPNの送信である。

X101=0 X100=0 X6=24 X38=0 X101=127 X100=127

 この指定を受けたメンバーは、ピッチ変化を通常時と同様に行う事ができる。これにより、XGやGM向けのデータ作成時のグリッサンド用法などを助ける事になると予想される。

 初めのX101 X100 は、RPNのMSB LSBであり、これらを0 0と設定すると、ピッチベンドを調整する事ができる。通常はこれを用いると、U指定が狂ってしまうようだが、今回はこれを有効に活用する。

 次のX6=24 X38=0 は、データエントリーのMSB LSBである。これら4つのパラメータの影響を受け、他の音源でもピッチ変化が有効に作用する。なお、初期状態でこのパラメータを与えても、正常に演奏される場合もあるようだ。

 次のX101=127 X100=127はRPNヌルであり誤ってデータエントリーを指定することを防ぐためである。RPNの仕様上いったんRPN MSBおよびLSBを指定したあとはデータエントリーを続けて指定できる。意図しない設定を防ぐためにRPNヌルを指定しておくべきである。

 動作は、Roland VSCS-YXG50Microsoft GS Wavetable SW Synth で確認を行った。

 なお、RPNはたいていの音源で共通的に使える設定であるので多くのMIDI音源にて有効である。


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Last-modified: 2007-10-15 (月) 21:18:57 (4210d)
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