Xを活用する

概要

Non Registered Parameter Numberの略。 機器固有の機能を設定できる拡張機能です。 しかしながら、GSやXG音源には共通の部分も少なくありません。たとえば、Museにおける波形加工もこのNRPNで実現されています。従って音源によっては波形加工は効果しないこともあるということになります。

使用に当たっては、コントローラナンバ98および99で機能を選択し、その後コントローラナンバ6で指定機能のパラメータの値を送信します。一旦、NRPNのパラメータが指定されるとそのあと再びコントローラナンバ98および99で機能を選択するまではそのパラメータに対する変更値と見なされます。

誤作動を防ぐために必要なパラメータとその値の設定が終わったらRPNヌルを設定しておくといいでしょう。

主なNRPN

値の表記はすべて10進数で表記しています。

波形加工のNRPNに関してはMuseの機能を使うことが推奨されますので割愛しています。

NRPNData entry解説
MSBLSBMSB
24rrmmドラム・インストゥルメント・ピッチ・コース(相対変化)
rr:ドラム・インストゥルメントのノートナンバ
mm:0 - 64 - 127(-64 - 0 - +63半音)
26rrmmドラム・インストゥルメント・TVAレベル(絶対変化)
rr:ドラム・インストゥルメントのノートナンバ
mm:0 - 127 (0 - 127最大)
28rrmmドラム・インストゥルメント・パンポット(絶対変化)
rr:ドラム・インストゥルメントのノートナンバ
mm:0,1 - 64 - 127(0:ランダム 1(左) - 64(中央) - 127(右))
0でランダムになるかどうかは音源によっても違います。
29rrmmドラム・インストゥルメント・リバーブ・センド・レベル(絶対変化)
rr:ドラム・インストゥルメントのノートナンバ
mm:0 - 127 (0 - 127(最大))
30rrmmドラム。インストゥルメント・コーラス・センド・レベル(絶対変化)
rr:ドラム・インストゥルメントのノートナンバ
mm:0 - 127 (0 - 127(最大))
31rrmmドラム・インストゥルメント・ディレイ・センド・レベル(絶対変化)
rr:ドラム・インストゥルメントのノートナンバ
mm:0 - 127 (0 - 127(最大))

記述例

スネアのピッチを+18に設定する。

@Z X98=38 X99=24 X6=82 ;スネア ピッチ

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