ここのページにあるやり方は、用意するもの含めて一例です。
手順は他にもいろいろとありますが、ご参考までに。
声音源を録音する定番ソフト『OREMO』を使用します。
「名前をつけて保存」の必要なく、「あ.wav」「い.wav」……のファイルが勝手に出来上がっていくので便利です。
OREMOを起動します。waveファイルを保存するフォルダを指定しておきます。
「R」キーを押してる間だけ録音されます。どんどん録音していきましょう。
録音した音はスペースキーで再生して確認できます。録音が気に入らなければ何度でもやり直しが効きます。
50音すべて録音します。
※録音した声をループ音源にする必要が無い方はここで終了です。
あとは、MuseLoid導入手順に従って設定を行なってください。
ここでは、音色をループ音(キーを押してる間、音を持続)にしたい場合の元になる波形にするための編集をします。
波形編集ソフトはいろいろありますが、今回は『SoundEngine?』を使用します。
※後述の『Wavosaur』だけで出来る方はそちらでも OKです。
説明おおざっぱですが、ひとつの波形をこんな感じに分けると思ってください。
今回の説明では、ピンクのだんごと白いだんご部分だけを作ります。
持続させたい部分の音程を波形の中から探し出します。
C4で録った声であれば、極力 C4に近い音が鳴っている部分にアタリをつけ範囲選択して、ループ再生で鳴らしてみます。
伸ばす音なので、子音の要素である部分は選ばないようにしてください。
この時点ではおそらくひどいノイズが発生しますが、今だけはちょっと我慢しましょう……。
このへんが大体 C4の音で鳴ってるかなと思ったら、そこを波形の波がはっきり解るまで拡大していきます。
拡大した画面からさらに範囲を狭めて選択で囲み、同じようにループ再生で音を確認します。
この時、選択位置によってはノイズが発生し画面が横に振れます。
これを防ぐためには、
ループさせたい範囲が決まったら、「サンプル」に表示されている「始」と「終」の数値をメモします。
ここの数値を導き出すためにやってきた作業とも言えます。大事なところなので、記憶力がご自慢の方もメモはしておいてください。
サンプル「終」の数値から後ろの波形をばっさり切り落とします。
これで SoundEngine?での作業は終わりです。上書き保存して終了です。
ここでは、wave音源にループ区間を「書き込む」作業になります。
『Wavosaur』を使用します。
Wavosaurを起動し、さきほど SoundEngine?で編集した waveファイルを開きます。
赤い L字アイコンのボタンを押して、ループ位置作成を始めます。
波形画面に「LoopStart?」「LoopEnd?」の黄色い背景文字が出現したら、「ツール」ボタンを押して「ループ」→「プロパティ」を開きます。
「始点」「終点」それぞれに、先ほどメモしておいたサンプル数値を書き込みます。
書き込みが終わったら上書き保存をして、ループ音源の完成です!
SoundEngine? から wavesaur の流れを、最低68回繰り返します。
頑張りましょう!