#author("2019-04-30T09:25:28+00:00","","")
MuseでSoundFontを使う
#author("2021-06-16T05:26:19+00:00","","")
*SoundFontとは [#l0ffde0e]
SoundFontとは、ピアノやギター、ドラムなどの楽器波形が収録されたファイル。
特定のソフトウェアで読み込ませると、Midiデータを再生するための[[音源]]として使うことができる。

[[Muse]]も、Ver6.1より正式対応し、SoundFontを[[音源]]代わりに利用できるようになった。


*はじめに [#r8c2b4f8]
*Museでの使用方法 [#t4f0da0f]
** 基本的な手順 [#jd00ff43]
+ 使用したいSoundFontを準備
+ [[「muse.ini」>muse.ini]]の「#SF」エントリーを更新
+ Museの「音源」からSoundFontを選択

**SoundFont概説 [#hdbf5e43]
*** 1. 使用したいSoundFontを準備 [#r428c317]
SoundFontファイル(拡張子 sf2)、または、楽団編成ファイル(拡張子 sfm)ファイルを、一つのフォルダに格納する。
このフォルダは、次のステップで[[muse.ini]]に指定する場所となる。

SoundFontとは、ピアノやギター、ドラムなどの楽器波形が収録されたファイル。特定のソフトウェアで読み込むことで、事実上の音源として使うことができる。
SoundFontの種類は豊富、且つ無料で使えるものも多く残存している。このため、根気しだいでハードウェア音源並の音質での音楽を堪能できる。また、従来の音源では出せない音色を探す楽しみがある。
しかしながら、一般への普及が進んだ1990年代は敷居の高い技術であった。導入手順が難解であったことや、演奏時の負荷が従来の音源に比べて高かったためである。
現在は、これらの問題は緩和されつつある。特にパソコンのスペック向上により、規定の音源としてSoundFontが使える演奏環境が発展した。
SoundFontをMuseからしか利用する予定がない場合は、Museフォルダの中に「SoundFont」などの名前でフォルダを作り格納すると良い。
なお、[[インストーラー版Muse]]のデラックス版をインストールすると、自動的にSoundFont格納用フォルダが生成される

**Museにおける対応 [#sd961711]
一方、TimidityやSFZなど、他のソフトウェアでSoundFontを利用している場合は、既にSoundFontを格納しているフォルダを指定すると良い。

Muse V6.1にて、SoundFontを使って演奏できるソフトウェア“VirtualMIDISynth”と連携することで「音源」メニューから選択したSoundFontを演奏可能になるようになった。
それから4年後のV7.5の時点で、“VirtualMIDISynth”のバージョンアップに伴い、Museからの制御が不能となり、この連携機構は廃止された。
しかし1ヵ月後のV7.6にて、Museが自力で、つまり“VirtualMIDISynth”無しで、SoundFont演奏を可能とする形で復活を遂げた。~
~
''(注)MuseとVirtualMIDISynthは、共にBASSライブラリによってSoundFont演奏を実現している。Muse側は明示的リンクでこのライブラリをアクセスしているが、VirtualMIDISynthがどのようなアクセスをしているかは定かではない。よって、MuseでSoundFont演奏を行う場合は、むしろVirtualMIDISynthはインストールしない方が良いかもしれない。一般に言われるDLL-HELLという事態に陥る可能性があるためだ。''~
ただし、フォルダへのSoundFontファイルの格納ルールには以下の制限があるので注意のこと。

**SoundFontの利点 [#gb2ee8f0]
- フォルダ内に存在するサブフォルダは検索の対象とならない。よって、同一のフォルダ内に全てのファイルを配置する必要がある。(ただし、後述する楽団編成ファイル *.sfm を利用すれば、散逸するフォルダのサウンドフォントもアクセス可能になる)

-音源の差し替えや改造が容易
-実音をサンプリングすることで、生演奏に近い表現が可能
-従来の音源に無い音色での演奏が可能
- MuseにおけるSoundFontの選択操作は、メニューバーによって提供されている。このため、SoundFontや楽団編成ファイルがたくさんあるフォルダを指定すると、メニューバーが見切れない等の不便が生じ得る。(この不便は、楽団編成ファイルを利用しても回避できない)

**SoundFontの欠点 [#h989cfaa]

-演奏負荷が高い(消費メモリーが多い)
-音量バランスがSoundFontにより異なる
-海外産が多いため、日本の演奏環境と合わない場面がある。またある程度の英語スキルが無いと入手できない。
-ハード音源に比べるとエフェクトの効果は弱い
*** 2. 「muse.ini」の「#SF」エントリーを更新 [#f6e7285c]
初期化ファイル[[「muse.ini」>muse.ini]]を開き、「#SF」エントリーに、前ステップで準備したフォルダのパスを指定する。
フォルダのパスは、絶対パスまたは、起動するMuseのディレクトリーを基準とした相対パスで指定する。

*MuseにおけるSoundFontの導入手順 [#g9e83ab9]
Explorerを使用している場合は、SoundFontのフォルダを右クリック(アプリケーションキー)し、「パスをコピー」を選択することで、フルパスの取得ができる。
なお、OSによっては、Shiftキーを押しながら操作しなければ表示されないことがある。

*** SoundFontを入手する [#yaefcfcc]

演奏で使用するSoundFontを入手する。
今回は、音質・容量・バランス共に整っているSoundFont「GeneralUser GS」を例に説明する。これは主観であるが、30MB付近のSoundFontの中ではかなり優秀なものである。
まず、配布サイトへ行き、SoundFontをダウンロードする。
配布元では、使用しているSoundFont対応ソフトウェアに合わせて調整されたバージョンがあり、今回の場合は「GeneralUser GS SoftSynth」を選択する。
他のバージョンでも音は鳴るが、トーンがずれて聞こえることがある点に注意。
入手したファイルはzip圧縮されているので展開すると、SoundFontファイルが現れる。SoundFontの拡張子は「sf2」である。
*** 3. Museの「音源」からSoundFontを選択 [#ce635e05]
前述までのステップが正常に行なえていれば、Museの「音源」メニューにある「SoundFont」の展開、及び、SoundFontの選択が可能となる。

*** SoundFontを置くフォルダを作る [#z849283a]
なお、楽団編成ファイルは、項目名の冒頭に「*」記号が付与された上で、SoundFontよりも後に表示される。

入手したSoundFontを、任意のフォルダに設置する。これは、今後SoundFontを使い分ける時に備えて専用のフォルダを作っておいた方が良い。
例えばMuseの入っているフォルダに「SoundFont」というフォルダを作り、そこに入れる。Timidityを使っているのなら、すでに「C:\timidity\musix\」といったフォルダがあるはずなので、それを活用しても良い。

*** MuseにSoundFontフォルダを関連付ける [#q2364313]
** 楽団編成ファイルについて [#ec0c25fd]
「楽団編成ファイル」とは、複数のSoundFont、SFZ形式SoundFont、及び、MuseLoid対応音源を同時に使用するための情報を書き込んだファイルである。

最後に、Museで先ほど作ったSoundFontフォルダを関連付けることで、Museの音源欄にSoundFontの一覧が並ぶ。
設定ファイル「muse.ini」を開き、下記のパラメータに、SoundFontが入っているフォルダのパス名を入力する。
相対パスで指定することもでき、その場合の基点フォルダはmuse.exeの存在フォルダとなる。
以下は、絶対パス指定をする場合の例である。
*** SoundFontの指定方法 [#h250c818]
楽団編成ファイルには、一行に一つSoundFont(拡張子 sf2 または sfz)を指定する。
これによって、指定したSoundFontの音色をそのまま利用できるようになる。

 #SF = C:\Programs\MUSE\SoundFonts\
また、SoundFontから特定の音色だけを利用したい場合や、SFZ形式のSoundFontをピアノ以外の楽器に割り当てたい場合には、末尾に半角縦棒「|」と楽器番号やバリエーション番号を指定する。
なお、バリエーション番号 128 に割り当てた楽器はドラムセットになる。

Timidityを使っているのなら、以下のように記述する。
  a340.sf2           | 1        * ピアノ(標準)
  a340.sf2           | 22 /8    * アコーディオン(バリエーション8)
  a340.sf2           | 41       * バイオリン(標準)
  FluidR3 GM.sf2     | 20       * 教会オルガン(標準)
  FluidR3 GM.sf2     | 26 /16   * スチールギター(バリエーション16)
  drumset.sf2        | 17 /128  * ロックドラム
  sfz\music box.sfz  | 11       * オルゴール(標準)
  SGM-V2.01.sf2                 * 残りすべての楽器とバリエーション

 #SF = C:\timidity\musix\
採用される楽器(音色)は、先に記述した行の指定が優先される。
最初の行のSoundFontがまずロードされ、楽器の音色に抜けがある場合に、次の行のSoundFontの楽器音色がロードされる。
このため、以下のような手順で楽団を編成していくと良い。

※「インストーラー版Muse」のデラックス版では、上記の導入を自動で行うことができる。
また、Muse用のSoundFontが付属しているため、導入直後に演奏することができる。
+ 最初に、単体で採用したい楽器を指定する
+ 次に、土台となるセット物のSoundFontを指定する
+ 最後に、GSやXGの専用音色を埋めるためのSoundFontを指定する

*掲示板で話題となった主なSoundFont [#mf8b2a6d]
なお、楽団編成ファイルの中で「*」を使用すると、行末までに記述された内容をコメントアウトすることができる。
割り当てた楽器の情報などを記述すると良い。

ここでは、掲示板で話題となったSoundFontの一部を紹介する。なお情報の追記大歓迎である。
なお、SoundFontの楽器配列は自由であるので、必ずしもGM128個の楽器が収録されているとは限らない。例えばオーケストラ楽器詰め合わせのSoundFontでは、P1〜P40まで管弦楽器ということも在りえる。
このため、一般的なMidi演奏を希望するなら、「GM」と付いたSoundFontを探そう。

#hr
*** 番号の付替え [#gd350d11]
SoundFontの中には、楽器番号やバリエーション番号が標準的な音源と異なっているものがある。
そのSoundFontから、必要な楽器を抽出するには、小なり記号「<」を挟んで、割付先と採用音色を指定する。

**1. A320U.sf2(9.5MB) [#e579ae42]
  FluidR3 GM.sf2 | 22/16 < 73/8

現在のTimidityに同梱されている軽量SoundFont。一部MSGSと似た音が出るが、基本的にEMU系統の音が出る。バランスは良いが、音質はいいわけではない。
上記の記述では、オルガン3(バリエーション16)の音色を、フルートのバリエーション8に設定している。

**2. FluidR3 GM(144.9MB) [#oe52c386]

Public domainのSoundFont。原版の配布元は消滅しているが、他サイトで入手可能。多くの音がステレオサンプリングであり、音質は良好だが癖が強い。なお同GSのフォントも入れればSFX系の音が鳴らせるようになる。
*** MuseLoid対応音源の指定方法 [#cb9a7bd0]
MuseLoid対応音源を指定するには、該当する音源の設定情報が記述されたファイル「拡張子 sfz」が格納されたフォルダのパスを指定する。
さらに、「|」記号で区切り、割り付ける楽器の番号を指定する。

**3. GeneralUser GS(30.5MB) [#i104aa93]
  テスト-ML\sfz | 53

汎用性の高いSoundFont。バランスが良く、この近辺のSoundFontの中では扱いやすい。配布元では現在も更新が続いている。
~
[[http://schristiancollins.com/generaluser.php]]~
~
と記述すると、「テスト-ML」というMuseLoid対応音源を、 P53 に設定することができる。

**4. GiantSoundFont(合計499.9MB) [#vf1d2785]

合計すると500MBにもなる巨大なGMのSoundFont。残響が深いため、煌びやかな音が出る。音質や音色の目新しさは優秀。
*SoundFont利用時の注意 [#v5a36fe3]
SoundFontを[[音源]]として利用する場合には、以下の要点に注意する必要がある。

**5. SGM(240.3MB) [#m6651163]
+ 巨大なSoundFontは、演奏時に大量のメモリーを必要とし、ロード時の負荷も高い。このため、PCのスペックに合わせて使用するSoundFontを選択すること。
+ SoundFontは個人でも製作が可能なため、海外のウェブサイトなどで容易に発掘できる。ただし、日本ではグレーゾーンな物や、演奏時のバランスを考慮していない物、コンピューターウィルスを内包した物などもあるため、発掘や公開を意図した使用などには注意すること。
+ 流通しているSoundFontには、GSやXGへの対応を謳う物は多い。しかし、実際の内容は当該ハードウェアやソフトウェア音源と異なっているため、「部分的に互換性のある別物」として扱った方が良い。

視聴用としては最も優秀とされているSoundFont。バランスが重視されており、SC-88ProのGS向けMidiの演奏にもそこそこ対応できる。ただし個々の音色が凡庸。~
~
[[http://www.mediafire.com/file/zo8l3dgf2989266/SGM-V2.01.7z]]~
~
なお、[[諸熊氏>諸熊]]の管理する[[「SoundFont聞き比べコーナー」:https://hirotaka2014.sakura.ne.jp/mh0406/music/sf_comp/]]にて、SoundFontの聞き比べや代表的な入手先を確認することができる。

**6. AIRFONT380(269.5MB) [#fa6b1465]
巨大でバランスの良いSoundFont。GMのMidi演奏においてはSGMを上回る性能を発揮できる。なお容量が3分の1以下になった「A340」というSoundFontがある。~
~
[[https://musical-artifacts.com/artifacts?formats=sf2&tags=a340]]~
~
**7. Yamaha XG Sound Set(3.68MB) [#kc968f2f]
WindowsXPなどで搭載されていたサウンドフォント。~
S-YXG50にはとても及ばない音質だが、リバーブ・コーラス・音色加工などに対応。~
多少のバリエーション音色が使える。バリエーションエフェクトは未対応のよう。~
~
[[https://github.com/robsheely/AS3-SoundFont-Parser/blob/master/sampleSoundfonts/Yamaha%20XG%20Sound%20Set.sf2]]~
~
:注意|
XGであるゆえ、コンピュータミュージック用バンク(/64)に対応してしている。~
これは MuseLoid発声設定をせずに MuseLoid対応の曲を聴いた場合、「そ」(@P /64)の声にあたる音があると SFXの音色が出てしまうということ。~
MuseLoid対応 Museデータを聴くには向かない……。~
~


*より高度な活用術 [#i5bb1ae8]
*掲示板で話題となったSoundFont [#h8c5bed1]
ここでは、掲示板で話題となったSoundFontの一部を紹介する。なお情報の追記大歓迎である。

~''(注)以下の記述は、Muse V7.4以前の機能について解説している。現在のMuseは単一のSoundFontしか扱えず、またConfig指定の機構もない。''~
#hr

大量のSoundFontが格納されているフォルダを指定すると、音源メニューがSoundFontだらけになってしまう。
この場合には、対象のSoundFont名を書き込んだ設定ファイルを作成し、それを入れた専用のフォルダを設けることで緩和できる。
** 1. A320U.sf2(9.5MB) [#s46f0dd9]
現在のTimidityに同梱されている軽量SoundFont。一部MSGSと似た音が出るが、基本的にEMU系統の音が出る。バランスは比較的良好。

*** CFG専用フォルダの準備 [#tdf58f57]

例えばMuseフォルダ内にCFG専用のフォルダを作り、MUSE.iniにはそのフォルダパスを指定する。
**2. FluidR3 GM(144.9MB) [#o90c518f]
Public domainのSoundFont。原版の配布元は消滅しているが、他サイトで入手可能。多くの音がステレオサンプリングであり、音質は良好だが癖が強い。なお同GSのフォントも入れればSFX系の音が鳴らせるようになる。

 #SF = C:\Programs\MUSE\SFconf
- https://ja.osdn.net/projects/sfnet_androidframe/downloads/soundfonts/FluidR3_GM.sf2/

*** confファイルを書く [#n6a900a8]

上記のフォルダに、任意の名前のconfファイルを作成する。名前はSoundFont名でもいいし、「基本セット」のような名前でも良い。
メモ帳などのテキストエディタで、以下のテキストを作成する。
**3. GeneralUser GS(30.5MB) [#nd65ed35]
汎用性の高いSoundFont。バランスが良く、この近辺のSoundFontの中では扱いやすい。配布元では現在も更新が続いている。

 ; 基本セット configfile(名前は自由)
 ; --------------------------------------
 [SoundFonts]
 sf1=C:\Programs\MUSE\SoundFonts\GeneralUser GS SoftSynth v1.44.sf2
 ; --------------------------------------
上記ファイルを、「基本セット.conf」などの名前でSFconfフォルダ内に保存する。「ファイルの種類」を「全てのファイル」にすることを忘れずに。
- http://schristiancollins.com/generaluser.php


***複数のSoundFontを一度に読み込む時は? [#x9ebf7e2]
**4. GiantSoundFont(合計608MB) [#y1531f90]
合計すると600MBを超える巨大なGMのSoundFont。残響が深いため、煌びやかな音が出る。音質や音色の目新しさには優れる。

バラけている複数のSoundFontを組み合わせたり、部分的にSoundFontを差し替えたい場合には、以下のようにパラメータをいじって記述する。
- https://giantsoundfont.hpage.com/

 ; Giant_Soundfont 設定ファイル
 ; --------------------------------------
 [SoundFonts]
 sf1=C:\Programs\MUSE\SoundFonts\5.5bank1.sf2
 sf2=C:\Programs\MUSE\SoundFonts\5.5bank2.sf2
 sf3=C:\Programs\MUSE\SoundFonts\5.5bank3.sf2
 sf4=C:\Programs\MUSE\SoundFonts\drumset3.0all.sf2
 ; --------------------------------------

** 5. SGM(240.3MB) [#ff00831a]
視聴用としては最も優秀とされているSoundFont。バランスが重視されており、SC-88ProのGS向けMidiの演奏にもそこそこ対応できる。ただし個々の音色が凡庸。

- http://www.mediafire.com/file/zo8l3dgf2989266/SGM-V2.01.7z

上記の文法はVirtualMIDISynthの設定に準じたもので、MUSEではこれをそのまま送信しているだけである。このため、将来VirtualMIDISynthの設定ファイル文法が変化しても、Muse自体はバージョンアップすることなく継続利用が可能なはずである。
***注意 [#g663413b]
バリエーション127にもドラムがアサインされているが、XG専用ドラムではない。

VirtualMIDISynthの設定文法は公開されているわけではないが、WindowsのSystemディレクトリに入っている。作者に確認した所では、「意味が理解できれば自由に編集しても良い」そうである。

設定ファイルを読めばわかることであるが、音量バランスなどさまざまな設定も行うことができる。例えばZSF_GMのように極端にドラムの小さいSoundFontを使う場合には、他チャンネルの音量を小さくしたconfファイルをMuseフォルダに設置すれば、そちらが反映される。
**6. AIRFONT380(269.5MB) [#i9d6d011]
巨大でバランスの良いSoundFont。GMのMidi演奏においてはSGMを上回る性能を発揮できる。なお容量が3分の1以下になった「A340」というSoundFontがある。

以下、Windowsの32bit版(X86)の場合のパスを記載しておく。64bit版の場合や、OSがCドライブに無い場合は異なるので注意する。
- https://musical-artifacts.com/artifacts?tags=airfont+380
- https://musical-artifacts.com/artifacts?formats=sf2&tags=a340

 C:\WINDOWS\system32\VirtualMIDISynth\VirtualMIDISynth.conf

** 7. Yamaha XG Sound Set(3.68MB) [#a0d0e33c]
Windows98/2000時代に搭載されていたサウンドカードからリサンプリングされた音源。
リサンプリングによって音質が劣化しているが、GS/XG SFX/XGドラムが利用できる。

- https://github.com/robsheely/AS3-SoundFont-Parser/blob/master/sampleSoundfonts/Yamaha%20XG%20Sound%20Set.sf2

* VirtualMIDISynth を Timidity と比べてみると [#d960fa73]
***注意 [#q53344c6]
バリエーション64に XG SFX, バリエーション 126〜127 に XG対応ドラム がアサインされている。このため、以下の点には注意が必要である。

SoundFontを使って演奏できるソフトウェアとして著名なものには、Timidityがある。これに対してVirtualMIDISynthは、以下のような違いがある。
- MuseLoidと併用すると、 バリエーション64 が競合するため、どちらかが使えない状態となる。
- GSリセットやGM2システムオンの状態でも上記のバリエーションが利用できる。「GS状態でXG専用音色使える」と書くと聞こえは良いが、ハードウェアやソフトウェア音源との互換性を崩す現象のため注意が必要。尤も、[[S-YXG50]]と[[MU100]]でも挙動違うので、「そんなもん」と割り切ればそれまでだが…
- XGシステムオンに切り替えても、バリエーション番号の配置は変わらないため、XG準拠のデータがそのまま再生できるわけではない。特に、矩形波(P81)のように、バリエーション64のMSB/LSBの違いで通常楽器とSFX楽器が切り替わる気候が無い。
- Zメンバーでは、バリエーションの変更をほとんど受け付けない。またMuseでは、XGシステムオンにした状態でも、GS音源のドラムが使用されるため、ZメンバーでXG専用ドラムを使うことはできない。

#hr

***使用用途 [#p47fbf0c]
**8.Timbres Of Heaven GM_GS_XG_SFX V 3.4 Final (376MB) [#v5a4e6d3]
GS/XG/GM2への対応として多くのバリエーション音色が詰め込まれたSoundFont。他サウンドフォントと比べるとかなりの音量がある。

結論から言うと、TimidityとVirtualMIDISynthは用途が異なる上共存が可能なので、問題がなければ両方を使い分けることをお薦めする。
- http://midkar.com/soundfonts/

VirtualMIDISynthは、演奏の手軽さ、SoundFont導入のしやすさの点でお薦めである。一方で、より上位の演奏を行う場合はTimidityを使うことを推奨する。
***注意 [#f0bd4d1f]
バリエーション64に XG SFX, バリエーション 126〜127 に XG対応ドラム がアサインされている。このため、以下の点には注意が必要である。

#hr
- MuseLoidと併用すると、 バリエーション64 が競合するため、どちらかが使えない状態となる。
- GSリセットやGM2システムオンの状態でも上記のバリエーションが利用できる。「GS状態でXG専用音色使える」と書くと聞こえは良いが、ハードウェアやソフトウェア音源との互換性を崩す現象のため注意が必要。尤も、[[S-YXG50]]と[[MU100]]でも挙動違うので、「そんなもん」と割り切ればそれまでだが…
- XGシステムオンに切り替えても、バリエーション番号の配置は変わらないため、XG準拠のデータがそのまま再生できるわけではない。特に、矩形波(P81)のように、バリエーション64のMSB/LSBの違いで通常楽器とSFX楽器が切り替わる気候が無い。
- Zメンバーでは、バリエーションの変更をほとんど受け付けない。またMuseでは、XGシステムオンにした状態でも、GS音源のドラムが使用されるため、ZメンバーでXG専用ドラムを使うことはできない。

***VirtualMIDISynthが優位なポイント [#ma3b6475]

-動作が軽い(Timidityは、Midi音源として使うというよりも、MidiをWaveに変換する用途が強かった。このため、Midi演奏に関してはVirtualMIDISynthの方が動作が軽い)
-入手したSoundFontで即演奏ができる(TimidityでのMidiの演奏はCFGが必要だが、VirtualMIDISynthは不要。よって、面倒なCFG記述が必要とならない)
-Museの再起動が不要(Timidityを利用した場合、Museでは、曲の演奏や切り替えを行ってもメモリが解放されないので、音色の変更などをするためには定期的にMuseを再起動しなければならない。しかしVirtualMIDISynthではこの作業は不要である。)
-波形加工が効きやすい(TimidityをMidiドライバーとして使った場合、波形加工R=..やQ=.がほとんど効かない。これに対し、VirtualMIDISynthでは、ハードウェア音源には劣るもののこれらの加工が可能である。)
*間接的にSoundFontを利用する方法 [#c998021c]
SoundFontを「Midi音源」として使用できるソフトウェア自体はMuse以外にも多数存在している。
その中には、メディアプレイヤー等でMidiを再生する際の規定の音源として利用できるものがあり、Museからも「音源」として選択することができる。

#hr
以下に、代表的なソフトウェアを紹介している。細かい所でMuseと異なる挙動をするため、必要があれば試してみると良い。

***Timidityが優位なポイント [#sf341f22]
** 1. Timidity [#mc2ec459]
GUSパッチやSoundFontを用いてMidiデータの再生ができるソフトウェア。
オープンソースのため、有志による独自拡張の施されたバージョンが点在している。

-部分的な音色の入れ替え(VirtualMIDISynthにはCFGで自由に音色配置を切り替える機能が存在しない。このため、SoundFontの音色がいまいちだと思っても、改造しなければ音色のカスタマイズができない。)
-音量のバランス調整(Timidityでは、楽器音量を個別に設定でき、それも100%以上の音量で出力できる。これに対しVirtualMIDISynthでは楽器毎に音量調整ができず、最大値も100%。このため、ドラムが小さいSoundFontでは他の楽器音量を半減させるなどの処置をしなければ使い物にならなかったりする)
-GUSパッチの利用(VirtualMIDISynthはSoundFontにのみ対応している。GUSパッチは、音色の質は優れているわけではないが、すでにGM音源として洗練されているものが多いので、音楽の視聴には扱いやすい。)
-打ち込む場合の負荷(TimidityではSoundFont演奏後にメモリが残るため、繰り返し演奏する打ち込みでは演奏までの負荷は少なくなっていく。一方でVirtualMIDISynthでは、毎回SoundFontをロードするため、打ち込みにおいては演奏負荷が高くなる。) ※(注)VirtualMIDISynthも(V1.4.0)より、メモリを残すモード選択が可能となった。
-SoundFontのロード方式(Timidityでは、SoundFontから特定の音色だけをロードして使えるため、大容量のSoundFontでも演奏の負荷は大きくない。一方でVirtualMIDISynthは、SoundFont全てをメモリにロードするため、巨大SoundFontの演奏には莫大なメモリが使われる)
MidiYokeなどのソフトウェアを用いることで、Museからも[[音源]]として使用することができる。また、規定のMidi音源としてドライバー組み込みのできるバージョンが配布されていた時期もあった。

設定は複雑であるが、インサーションエフェクトや、バリエーションの細かい指定が可能である。


** 2. CoolSoft VirtualMIDISynth [#vbc3dcd7]
SoundFontやSFZに対応したMidiドライバー方式のソフトウェア。メディアプレイヤー等から既定のMidi音源として使用することができる。

Museも、 V6.1〜V7.5 までは、このソフトウェアの機能を借りる形でSoundFontの利用を提供してきた。

利用しているライブラリー「BASS」が同一であるため、基本的にMuseからSoundFontを利用する場合に近い演奏表現が可能である。ただし、以下の点が異なっている。

- 音質やエフェクトの強さを調整することができる
- XGシステムオン受信時、XG専用ドラムがあれば有線利用するか否かが選べる
- 圧縮形式SoundFont (sfpack または sf3) の利用ができる
- SoundFontを常時ロードした状態になるため、対象のSoundFontを編集している時にはリロードの手間が必要になる
- 楽器の割付にはGUIが用意されているが、操作が複雑
- MuseLoid対応音源のロードが困難 (80個近いSFZファイルのロードと割付の手間を伴う)


トップ   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS