Museテクニック

合唱曲などで、単純に同じ音色で音を重ねても多人数で歌ってるような効果が出にくい場合があります。

そもそも、多人数で歌われる歌はなぜ多人数に聞こえるのか……ですが。
それは、ひとりひとりが出している声の音程が実はズレているためです。たくさんの微妙な音のズレがコーラス効果を出しているのです。
つまり、この微妙なズレをシミュレートしてやることで、多人数で歌っているような効果を再現することができるはずです。

メンバーごとにピッチをずらして「コーラス効果」をつけてみましょう。

@AB P53
#A0 | d1 | _1 |
#B0 | d1 | _1 |

 @B X101= 0 X100= 1 X6= 100 
;B メンバーのピッチをずらす(ずらし加減は X6= に続く数値で調整)
#A0 | d1 | _1 |
#B0 | d1 | _1 |

これは、RPN の「ファイン・チューニング」を使った方法です。
ファイン・チューニングは、半音と半音の間でピッチを微調整するコントロールです。

RPN は GM 規格で定められているコントロールであるため、
Microsoft GS Wavetable SW Synth のようにコーラスエフェクトが入っていない音源でも、この方法は有効です。


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