sfmファイルのこと。
楽団編成ファイルの中身はテキストファイルである。(メモ帳で作成できる。)
muse.iniの*SF=で指定したフォルダに配置して用いる。
すると、Museのメニューバーに[音源]-[Soundfont]として追加される。
お手持ちのsfz、sf2(サウンドフォント、以下sf2と記述)から、特定の楽器を楽器番号に割り当てることが可能です。
(バリエーション番号への割り付け指定もできます。)
ただし、楽団編成ファイルで指定したsfz、sf2が再生環境に存在しない場合、その楽団編成ファイルはMuseで読み込みエラーとなります。
メモ帳などでテキストファイルを[新規作成]します。
そして、[名前を付けて保存]です。
任意のファイル名を付け、拡張子をtxtからsfmへ書き換えます。
(保存先をサウンドフォントを置いてあるフォルダにすると、後々手間を省けます。)
「拡張子を変更するとファイルが使えなくなる可能性があります。続行しますか?」というちょっと怖い警告が出ますが、
このsfmファイルは使い道が明らかなので、続行するのが正解です。
[はい]を選びます。
これで、楽団編成ファイルの作成準備ができました。
作ったファイルの名前が、楽団名です。(後から名前を変更できます。)
作り上げたのち、Museの音源メニューに表示される楽団名です。
なので、まさにオリジナルの楽団を編成するイメージです。
そして、中身を書いていきます。
もし、ファイルのパスを1文字ずつ書いていくのはちょっとできそうにもない……と思われた方。
大丈夫です。
執筆者もコピーアンドペーストをものすごく使って作れました。
完成イメージ図があったほうがよりわかりやすいかなと思いました。
参考までに、執筆者の制作環境から例を2つ挙げておきます。
図1をご覧ください。楽器番号P55、P54、P53にそれぞれMuseLoid歌手をスカウトした形になります。
(空白は半角スペースと[TAB]文字を使っています。全角スペースを含めないよう気を付けてください。)
図1では、sfzフォルダを相対パスで記述してありますが、絶対パスでの記述も可能です。
行中の*記号の後の記述は、コメントとみなされます。
相対パスで記述する際の基点は、muse.iniの*SF=で指定したサウンドフォント格納フォルダです。
こちらも一例です。
図2をご覧ください。楽器番号P1、P41、P42、P43、P44にそれぞれ楽団員をスカウトした形です。
(空白は半角スペースと[TAB]文字を使っています。全角スペースを含めないよう気を付けてください。)
この図2の例では、sfzファイルにパスを通してあります。
このページを書いているときに、間違えて上書き保存してしまったため、交響楽団のメンバー全員は載っていません。
ケアレスミスでした……(遠い目)
執筆者がファイル作成にあたって一番たいへんだった点を挙げておきます。
MuseLoid歌手の場合は、図1のようにフォルダを指定するのに対し、
sf2の場合は、ファイル名を拡張子まで含めて指定しますし、
また、図2のようにsfzファイルを指定するケースもあります。
難解ではあります。なんせMuseの新機能ですから。
ですが、一度理解してしまえばしめたものです。
余談になりますが、図1、図2のようにディスク内の場所を指定して読み込める状態にすることを、パスを通すといいます。
このページを書いてみたところ、さまざまな気付きを得られました。
実は、楽団編成ファイルの仕様については、執筆者の理解を超えております。
なので、これで正確な情報であるとは、言い切れないのですが、
現在(2017年12月)で、1Muserの試行錯誤の結果、分かったことを書きました。
できる限りわかりやすいように書いたつもりですが、もしわかりにくい点があれば、後日改めて編集いたします。
書き上げられてホッとしています。