[[Q&Aコーナー]]

*質問 [#ne7c8d50]
 マニュアル(3-6)の…
 
 	★ショパン「幻想即興曲」
 	%80 \=
 	@EF                       ;←メンバー宣言EF
 	P1 S0 T0 W0 R100 Q0       ;←メンバーEFに対し、一気に属性指定
 	#E0 o4 v127 V30 V127:2    ;←メンバーEFを同時にフェードイン
 	#F0 o4 v127 ?6
 
 
 ピアノなのに、“V”で調節していいのでしょうか?


*回答 [#e3b88e22]

 [4363] Re[1]: マニュアル(3-6)の…  
 投稿者:岡林 投稿日:2006/06/25(Sun) 19:50:20  [ 返信 ]  
 
     > ピアノなのに、“V”で調節していいのでしょうか?
     これはあくまでフェードインが目的な訳ですから単純な音量Vを用いないと
     意味がありません。ピアノ、ギターなどならv、ヴァイオリンなどはVを
     使うのが基本となるのは、ピアノのような減衰楽器では発音時にその音に
     対する情報は全て(正確にはペダリングなど色々と他の要素も絡みますが)
     含まれている、例えばピアノなら打鍵した瞬間にその後どのように音色や
     音量が変化していくかはある程度確定してしまう、ということによります。
     鍵盤を押した後、その音の音量がどんどん上がっていったらおかしいですよね。
     一つ一つの打鍵(発音)に対する情報として指定できる、音量に関連する
     パラメータは基本的にはvだけですから、必然的にそれを使うのが基本と
     なるわけです。今回はそうした音楽表現とは関係ないところで使っているので
     Vの遅延音長を使用しても全く問題ありません。
 
     他方、ヴァイオリンを代表とする接弦楽器などはその刹那刹那に違った
     表情付けを与えることが可能です。そのような指定はvでは出来ませんから
     当然音量に関する情報はVで与えるのが基本となります。しかし、
     アコースティックな楽器の場合、音量変化の原因は基本的に、鍵盤のタッチの
     微妙な違い、弓のあて方とあくまで物理的な要因にあるわけで、本格的に
     リアルな演奏を目指していくなら、このような楽器でもうまくv(音の強弱)も
     利用できねばなりません。同じ波形で音量だけ大きくなると言うことは
     現実の演奏では絶対に起こりえませんから。

     同様にピアノでも同じ音量で、より強い響きの音、弱々しい音両方存在します。
     鍵盤の打鍵速度だけでピアノ音楽のデュナーミクが表現しきれる訳がありません。
     V127:4のような遅延音長の記述は御法度ですが(今回は特殊ケース)、Vとvの
     バランスに変化を与えてみるだけでも、表現の幅はぐっと広がりますよ



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