[[*DATAを活用する]]

コーラスとリバーブについてはMuseの機能である演奏会場の設定により効果の内容を変更できますが、[[X]]によって設定できるディレイについては同等の機能はMuseに備わっていません。~
そこで、自力でディレイの効果の内容を変更するメッセージを送ってみましょう。
[[コーラス]]と[[リバーブ]]についてはMuseの機能である演奏会場の設定により効果の内容を変更できますが、[[X]]によって設定できるディレイについては同等の機能はMuseに備わっていません。~
そこで、自力で[[ディレイ]]の効果の内容を変更するメッセージを送ってみましょう。


|パラメータ|アドレス|データ範囲|説明|初期設定値|初期設定値説明|h
|DELAY MACRO|40,01,50|00 - 09|00:Delay1&br;01:Delay2&br;02:Delay3&br;03:Delay4&br;04:Pan Delay1&br;05:Pan Delay2&br;06:Pan Delay3&br;07:Pan Delay4&br;08:Delay to Reverb&br;09:Pan Repeat|00|Delay1|
|DELAY PRE-LPF|40,01,51|00 - 07|0 - 7|00|0|
|DELAY TIME CENTER|40,01,52|01 - 73|0.1ms - 1sec|61|340ms|
|DELAY TIME RATIO LEFT|40,01,53|01 - 78|4 - 500%|01|4%|
|DELAY TIME RATIO RIGHT|40,01,54|01 - 78|4 - 500%|01|4%|
|DELAY LEVEL CENTER|40,01,55|00 - 7F|0 - 127|7F|127|
|DELAY LEVEL LEFT|40,01,56|00 - 7F|0 - 127|00|0|
|DELAY LEVEL RIGHT|40,01,57|00 - 7F|0 - 127|00|0|
|DELAY LEVEL|40,01,58|00 - 7F|0 - 127|40|64|
|DELAY FEEDBACK|40,01,59|00 - 7F|-64 - +63|50|+16|
|DELAY SEND LEVEL TO REVERB|40,01,5A|00 - 7F|0 - 127|00|0|

DELAY TIME CENTERの値と時間の関係
|DELAY TIME|Time Range[ms]|Resolution[ms]|h
|01 - 14|0.1 - 20|0.1|
|14 - 23|2.0 - 5.0|0.2|
|23 - 2D|5.0 - 10.0|0.5|
|2D - 37|10.0 - 20.0|1.0|
|37 - 46|20.0 - 50.0|2.0|
|46 - 50|50.0 - 100.0|5.0|
|50 - 5A|100.0 - 200.0|10.0|
|5A - 69|200.0 - 500.0|20.0|
|69 - 73|500.0 - 1000.0|50.0|

DELAY TIME RATIO LEFTとDELAY TIME RATIO RIGHTは、DELAY TIME CENTERに対する比で設定します。分解能は100/24(%)で一律のようです。

DELAY MACROはディレイの各パラメータを一括して設定するマクロパラメータです。DELAY MACROでディレイの種類を設定するとそれに応じた初期設定値が各パラメータに反映されます。~
個別にパラメータを設定したいときはDELAY MACROを送信した後、設定する必要があります。安全のためにわずかに休符などを入れて送信する時間をずらすことを推奨します。

**ヒント [#ca1831e1]
ディレイタイムは曲の速さに応じて設定すると効果が高いようです。たとえば、8ビートの曲ならば16分音符分や8分音符分の時間に設定するのがいいようです。

■ディレイタイム算出方法■~

(60÷テンポ)×1000 =4分音符分のディレイタイム(msec)~
  ((60÷テンポ)×1000)÷2=8分音符分のディレイタイム~
  ((60÷テンポ)×1000)÷4=16分音符分のディレイタイム~


*設定例 [#g145c23f]
Delay3に設定します。

 *DATA"41,10,42,12(40,01,50,02)"


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