*DATAを活用する

概要

XG音源のバリエーションエフェクトには、インサーションエフェクトとして使う場合と、システムエフェクトとして使う場合とがあります。
音の通る通り道は(実際にはちょっと違うかもしれませんが)だいたいこんな感じにイメージしてください。

effect_place.gif

システムエフェクトは、リバーブ&コーラスと同じように全メンバーにかけることができます。
各メンバーごとにバリエーションエフェクトをどのくらいかけるかは X94=(エフェクト量) で調節します。
(X94= はシステムエフェクトの場合のみ有効)

インサーションエフェクトとして使う場合: インサーションエフェクトを使ってみる(XG編) をご覧ください。

バリエーションエフェクトをシステムエフェクトとして使う

システムエフェクトとして使えるようにバリエーションコネクションを切り替えます。;00:Ins. 01:Sys.
(バリエーションコネクションの初期値は 00:インサーションエフェクトになっています。インサーションエフェクトとして使う場合はこの設定を省略できます)

*DATA "43,10,4C, 02,01,5A, 01"

もしくは

*POOL "43,10,4C " ;YAMAHA の ID (XG音源)
*DATA "02,01,5A, 01" 

使用するバリエーションエフェクトの種類を選ぶ・パラメータを設定する

バリエーションエフェクトの種類・各エフェクトのパラメータは、インサーションエフェクトを使ってみる(XG編) を参照してください。

各メンバーにエフェクト量を設定する

X94=xxでメンバーごとにエフェクト量を設定します。R(リバーブ)やQ(コーラス)と同じ要領です。
設定値 0〜127  初期値 0

@A X94=100
@B X94=40
  : 以下同様

※ご注意

X94= は、XG 音源では「バリエーションエフェクトの量」の設定ですが、GS 音源では「ディレイエフェクトの量」の設定になります。
例えば、XG 音源ではディストーションをかけたつもりが、GS音源での再生時には構わずディレイになってしまうわけです。
このあたりはメーカーによる違いであって仕方ないコトですので、ご承知しておいてください。

下に示すエクスクルーシブメッセージを送信しておくとよいかも。GS音源におけるディレイの出力を0にするためのエクスクルーシブメッセージです。GS音源ではXG音源用のバリエーションエフェクトは動作しませんがこれで余分なディレイを抑制することができます。

*DATA "41,10,42,12(40,01,58,00)"

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