#author("2017-12-11T00:00:55+00:00","","")
[[MuseLoid]]

ここのページにあるやり方は、用意するもの含めて一例です。~
手順は他にもいろいろとありますが、ご参考までに。

#contents

*用意するもの [#c2c1c0ee]
- マイク(固定できるスタンドがあるのが望ましいです)
- 録音用ソフト
-- OREMO(フリーソフト)[[OREMO 公式ページ:http://nwp8861.web.fc2.com/soft/oremo/]] 
- サウンド編集ソフト
-- SoundEngine(フリーソフト)[[SoundEngine 公式ページ:http://soundengine.jp/]]
-- Wavosaur(フリーソフト)[[Wavosaur 公式ページ:https://www.wavosaur.com/]]
- その他
-- 喉を潤す飲み物(炭酸はオススメしません……)
-- リップクリーム(唇が乾いていると「ぱかっ」( ' ◇ ' )と口を開ける音が混じってしまうので、あると良いです)
-- 喉風邪をひいてない体
-- 根性

*声を録音する作業 [#r68f46cb]
**OREMO [#o7b66566]
MuseLoidの歌手に歌わせるための声を録音します。~
声音源を録音する定番ソフト『OREMO』を使用します。~
「名前をつけて保存」の必要なく、「あ.wav」「い.wav」……のファイルが勝手に出来上がっていくので便利です。~
#ref(00oremo.png,,30%);

***声を録音する [#aaf705ab]
- OREMOを起動します。waveファイルを保存するフォルダを指定しておきます。

- 「R」キーを押してる間だけ録音されます。どんどん録音していきましょう。~
録音した音はスペースキーで再生して確認できます。録音が気に入らなければ何度でもやり直しが効きます。

- 五十音すべて録音します。

***録音の注意点 [#mc97f393]
- ここで一気に全部の声を録っちゃったほうがいいです。~
途中までやってあとは明日と考えてると、翌日風邪をひいて声が出なくなっている可能性もあります。
- 「は行」「ぱ行」は、マイクへの息の吹きかけがノイズになりやすいです。マイクから息(鼻息含む)をガードする対策はしておきましょう。

***ループの必要が無ければ完成 [#a1d70a34]
※録音した声をループ音源にする必要が無い方はここで終了です。~
 あとは、MuseLoid導入手順に従って設定を行なってください。

*音源をループさせたい場合の作業 [#j54e097e]
ここでは、音色をループ音(キーを押してる間、音を持続)にしたい場合の元になる波形にするための編集をします。

***キーを押してるあいだ鳴り続ける音源を作る [#xe2fec75]
説明おおざっぱですが、ひとつの波形をこんな感じに分けると思ってください。
#ref(10だんご.png)
- ピンクだんご……音の始まり。「子音」の部分。
- 白だんご……ループさせる「母音」の部分。
- 緑だんご……音の終わり。

今回の説明では、ピンクのだんごと白いだんご部分だけを作ります。

**SoundEngine [#dd84ce1f]

波形編集ソフトはいろいろありますが、今回は『SoundEngine』を使用します。~
※後述の『Wavosaur』だけで出来る方はそちらでも OKです。

***下準備 [#bd684cb1]
- うっかり失敗した時のために、wave音源はバックアップをとっておいてください。
- 波形の「前」に無音があったらなるべく先に取り除いておいてください。~
波形の「後ろ」の無音はあとで捨てちゃう部分なので無視していいです。
- 録音した声の音量が足りない時は、ノーマライズなどで音量を上げておいてください。
- 画面の「サンプル」ボタンを押して、数値を表示しておいてください。
#ref(11サンプル.png);

***ループさせたい区間を決める [#zaf0dfa9]
- 持続させたい部分の音程を波形の中から探し出します。~
C4で録った声であれば、極力 C4に近い音が鳴っている部分にアタリをつけ範囲選択して、ループ再生で鳴らしてみます。~
伸ばす音なので、子音の要素である部分は選ばないようにしてください。
#ref(12目的の音程.png,,40%);
この時点ではおそらくひどいノイズが発生しますが、今だけはちょっと我慢しましょう……。

- このへんが大体 C4の音で鳴ってるかなと思ったら、そこを波形の波がはっきり解るまで拡大していきます。
#ref(13波拡大.png,,30%);

-拡大した画面からさらに範囲を狭めて選択で囲み、同じようにループ再生で音を確認します。~
この時、選択位置によってはノイズが発生し画面が横に振れます。~
これを防ぐためには、
-- なるべく同じ振り幅の波を選ぶこと。
-- 選択範囲の始点と終点で、波の形の「同じ部分」を選ぶこと
-- ループさせる前に、必ず右クリック「ゼロクロス選択」をしておくこと
#ref(14ループ範囲.png,,30%);
安定したループ範囲になればノイズは無くなり画面は横に振れなくなります。~
- ちょっと音程が違うような……と思ったら、選択範囲を少しづつ横へ移動させながら見つけてください。~
最初の範囲選択で C4の音の要素があったのであれば、ほんの少し移動すれば必ずしっくりくる音程があるはずですので。

- ループさせたい範囲が決まったら、「サンプル」に表示されている「始」と「終」の数値をメモします。
#ref(15サンプルをメモ.png,,50%);
ここの数値を導き出すためにやってきた作業とも言えます。~
大事なところなので、記憶力がご自慢の方もメモはしておいてください。

- サンプル「終」の数値から後ろの波形をばっさり切り落とします。
#ref(16切り落とす.png,,30%);

- これで SoundEngineでの作業は終わりです。~
上書き保存して、次の Wavosaurでの作業へ進みます。
#ref(17出来上がり波形.png,,50%);

**Wavosaur [#q12b103f]
ここでは、wave音源にループ区間を「書き込む」作業になります。~
『Wavosaur』を使用します。

***ループ位置を作成する [#s3629da8]
- Wavosaurを起動し、さきほど SoundEngineで編集した waveファイルを開きます。

- 赤い L字アイコンのボタンを押して、ループ位置作成を始めます。
#ref(20Lボタン.png,,30%);

- 波形画面に「LoopStart」「LoopEnd」の黄色い背景文字が出現したら、「ツール」ボタンを押して「ループ」→「プロパティ」を開きます。

- 「始点」「終点」それぞれに、先ほどメモしておいたサンプル数値を書き込みます。
#ref(21ループプロパティ.png,,50%);

- 書き込みが終わったら上書き保存をして、ループ音源の完成です!~
#ref(22完成.png,,30%);

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*あとがき [#m9f1a9cc]
SoundEngine から Wavosaur の流れを、''最低68回''繰り返します。~
頑張りましょう!
#ref(99繰り返し68.png);


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