[[Museテクニック]]

*ドラム音のスタッカートを有効にする「ノートオフ受信」 [#a5386cfc]

XGリセットを送ると、MuseがサポートしているDRUMコマンドが無効になってしまう。~
またXGにおけるドラムメンバーの同音連打のアサインは常にFULLのため、連打をしていると同時発音数を大量に消費してしまう。~

MU128やS-YXG50では同時発音数が128あるため、たいていは音切れを心配しなくても済むが、MU100やS-YG20など発音数の少ない音源では他パートの音が切れる可能性が高い。~

この対策として、DATAコマンドでノートナンバー毎に同音連打時のアサイン処理を設定する事ができる。~
この対策として、DATAコマンドを使った「ノートオフ受信の有効化」でノートナンバー毎に同音連打時のアサイン処理を設定する事ができる。~

デフォルトではドラム音には / や q は効かないが、この設定によりドラム音にもスタッカート制御を与える事が可能となる。

**クラッシュシンバルを使っての例 [#qcd19abf]
 *DATA""
 *POOL"43, 10, 4C" ; YamahaID
 *DATA"00, 00, 7E, 00" ;XGリセット
 
 #Z0 @P1 o3
 *DATA"30, 31, 09, 01" ; Rcv Note Off (On) ノートオフ受信・オン
 _1 d+4/d+d+_ _1

解説:~
3X Drum Set番号 X=ドラムセット1〜4番は0〜3で表す。~
31 クラッシュシンバルのノートナンバー(49)を16進数にしたもの~
09 Rcv Note Off のアドレス~
01 データ  00 Off / 01 On~

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ノートオフをノートオンにするのではなく、ノートオフ受信をオンにするという意味。~
同音連打時に直前の音をミュートする事ができる。~
これを連打の多く、発音時間の長いシンバルなどに設定する事で、同時発音数を抑える事ができる。~
~
なお、エクスクルーシブやNRPNの後にプログラムチェンジ(P)を入れてしまうと、直前の設定は皆初期化されてしまうので注意。~

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必ずしも XG リセットを入れる必要はなく、TG300B モードのままでも良い。~
  ; *DATA""(コメントアウト)
 *POOL"43, 10, 4C" ; YamahaID
  ; *DATA"00, 00, 7E, 00" ;XGリセット(コメントアウト)
 
 #Z0 @P1 o3
 *DATA"30, 31, 09, 01" ; Rcv Note Off (On) ノートオフ受信・オン
 _1 d+4/d+d+_ _1
この場合、*DRUM"Z2"(DRUMコマンド) を記述してあっても、ドラム音ミュートは有効になる。



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