主にYAMAHA製音源に採用されている音源モジュール規格。
音色配列、エフェクト、音色エディットのパラメータを統一してGMから独自拡張されている。
また、多くのXG音源はTG300Bモードという事実上のGS互換モードを持つ。現在、MuseにおいてはXG音源の場合*DATA""のような記述やXGリセットの記述をしない限りこのTG300Bモードで駆動する。
また、ローランド製GS音源においても、SC-88ProやSC-8850などに隠しXGモードが存在する。
XGの思想はその音色配列に端的に表れている。
たとえば、代理発音だ。これは、演奏する音源に存在しないバンクセレクトを指定してもキャピタルトーンでの発音がなされると言うことだ。
(キャピタルトーンとはバンクセレクトLSB=0,MSB=0の音のことである。)
また、その配列にも工夫がなされており、バンクセレクトLSBのXX番はキャピタルトーンに対して明るい音色とかという音の性格によって分類されている。これによって、音の検索性の向上をねらっている。
また、バンクセレクトMSBを7E(126)または7F(127)にすることでドラムマップとなり、事実上いくつでもドラムパートを増やすことが可能である。
※ただし、エディット可能なドラムキットの種類は1ポートあたり2種類までである。
MU90からは3種類、MU500以降は4種類。
また、エフェクトが豊富なことも特徴の一つである。GS音源ではSC-88Pro以降のハードウェア音源でしかインサーションエフェクトが使えないのに対し、 XG音源ではS-YXG50などの比較的安価なソフトウェア音源においてもインサーションエフェクトが実装されている。