音源

sc33.jpg

Roland製GS音源。

Microsoft GS Wavetable SW Synthの元となった音源。波形レベルでは同一だが、SC-33はリバーブやコーラスなどの各種エフェクトを搭載しているので表現の幅が全く異なる。
ちなみにQuickTime?に搭載されているMIDI音源もこの波形を使っている。が、リバーブが効く、音がかなり伸びる、アタックが弱いなどMSGSとは微妙に性能が異なる。

音色はSC-55、SC-88、SC-88proに近い音色が入り混じっており、また波形を節約するためにそれらの音色を伸ばすなどしている。よく言えばいい所取り、悪く言うと他GS音源との互換性が悪い。` 例えばピアノ1、ピアノ1WはSC-55のピアノであるが、共に定位が変わらない。スチールギターはSC-88Proにも採用された波形を使っているが、12ThギターはSC-55のもの、チューブラーベルはSC-55のもので、チャーチベルは単に音色を伸ばしただけ… など。
ドラムではその影響が極めて大きく、RoomやPowerにあるタムの音が妙に弱かったり、クラシックのスネアがSC-55などと大幅に異なる音色だったりする(実態はスタンダードのスネア2のピッチを上げただけ)。
ちなみにVSCの波形もSC-33をベースにしているが、SC-55の音色を積極的に使っているので、本来ならSC-88の音色であるピックベースやオーボエがSC-55になるなど、奇妙なダウングレードが見られる。


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