Muse暦はおよそ3年あまりであるものの、本格的に取り組み始めてからは、2010年1月時点で8ヶ月あまり。

女性Muserの一人であり、光は多少見えるものの、ほぼ100%視力がないという先天性の視覚障害者の一人でもある。

1992年ごろよりピアノを習い始め、そこから今日に至るまで音楽に携わり、愛し続けてきたつもりである。本人曰く、「音楽は眼の変わりになるもののうちの一つ」と強く思っているようだ。 その上、「作曲は今や生きる糧」とも述べている。

おそらく、音楽は、数ある眼の変わりになるものの中でも圧倒的にその割合が1位を占めているものと考えられる。

小学6年ごろより、当時の音楽の先生の授業がきっかけで作曲に興味を持つようになり、2010年4月に11年目に突入する。

作成のペースは、年に1曲から3曲程度と少なく、ペースも非常に遅いが、2009年4月以降にMuseを本格的にやりだしてからは、年に10曲作曲するということを成し遂げた。

主に作る曲のジャンルは、ピアノによる癒し系バラードとポップスがメインである。

初期のころは、基本的にピアノによるバラード曲を貫き、ポップスはたまにかじる程度であったが、これもまたMuseを本格的にやりだしてからは、ポップス主体に作曲スタイルが逆転した。

これまで、バンドやソロ含め数回ほどのステージ演奏の経験を持っているが、そんな中、高校生後半ごろよりMIDIに興味を持ち始めるようになっていった。

話によると、きっかけは、彼女の友人がネットで拾ってきたというMIDIを再製させているのを聴いたこと、そしてピアノで作曲を続けているあるときに、3,4パート以上からなる曲を書こうとしている自分に気が着いたことと語る。

それから時間が流れ、大学に進学して知り合った同期の諸熊氏が個人ページにてMuseを紹介しているのを発見、2007年1月下旬、ついにダウンロードに至る。

しかし、早速ドレミを鳴らせるようになっておおはしゃぎし、打ち込み練習を行って行くも、当時の彼女は、作曲が極度のスランプ状態に苦しみあえいでいたのに加え、Microsoft GS Wavetable Sw synthの存在しか知らず、次第にコンピュータで生の音が出せないことに違和感を感じるようになっていた。 それは、本当にDTMをやりたいのかと思い悩むほどであったようだ。

また、後にYamaha S-YXG50を試すも、当時は使い方を理解できず、なおも苦しむ結果となった。

そんな中、2009年4月に諸熊氏を中心とした同好会が設立となり、そこに彼女も関わったことが結果として足がかりになり、次第にMuseの技術が身につくようになっていく。前述のS-YXG50も、このころからそれなりの使い方を少しずつではあるが覚えていくようになり、本格的に使い物となっていった。

その証拠に、その年の4月から12月31日までの間に、トータルで10曲、Museで作曲した曲が9曲に上ったほか、2009年12月現在でMuseの殿堂にも4作品がエントリーされ、その内2作品がオリジナル曲である。

なお、同好会設立と同時期に、Roland VSCをインストールし、そのことがきっかけでかなりふざけたデータも作れるようになってしまったようだ。また、事情により、Yamaha MU100と、Roland SC-8850を使用した経験も持っている。 中でも、SC-8850は、近頃、彼女は最も欲しい音源であると豪語している。

近い将来は、Museとピアノをコラボした演奏で、公のコンサートのステージに立つことを目指している模様。

現在所有している各音源の使用形態は、以下のとおり。

Microsoft GS Wavetable SW synth→MIDIやMuseに度素人だったときに使用していた音源。今では、あまりの音質の劣悪さに我慢を切らし、単に面白いもの見たさに用いるだけになってしまった。

Yamaha S-YXG50→MIDI再製時&ピアノ曲の作曲に用いる音源。ポップスを作る場合に難があると感じることと、ピアノ曲はどちらかというとXG音源の音が好みであるから。

Roland VSC→ポップスやおふざけデータの作成に用いることが多く、ポップス主体になっている現在では、作成時の主力音源と化している。これをMIDI再製時の主力音源とすることも検討したが、使用しているスクリーンリーダの都合上、その挙動がおかしくなったため却下。

ところで、2009年12月4日に個人ページを立ち上げ、そこでMuseによる自作曲の公開を行っている。↓ http://ayakong.me.land.to/


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